1996年9月28日土曜日

安穏とした毎日


 ルーチンワークの様に日々の生活を送るうちに、ふとそれを疎ましく思うのと同時に心地よさを感じてしまう事に気づく自分に軽い驚きを覚える。
何とかしてそれを打破しなければという焦りがあるのにも関わらず、それをせずに又いつもの安穏とした一日を過ごしてしまう。
変化は自分で起こさなければならないと判ってはいるのだが、その最初の小さな一歩を踏み出すことすら疎ましい。
明日こそは少し違うことをしてみよう。
いつもの道を曲がったら何が見えるだろう。
その道を渉った先には何があるだろう。
頭の片隅にある、少し足を延ばした場所はどうなっているだろう。
それは実につまらない、何の変哲もない光景。
しかし、その積み重ねから何かが変わると私は思う。