1999年4月25日日曜日


 近頃、何となく空を見上げていることが多い。
別に大したことではないが、こんなに電線が多かったかとふと思う。
いつの間にか増えたのだろうか。
それとも、ただ気が付かなかったのだろうか。
今までそれは私にとってあまりにも自然な事だったのが、微妙な心境の変化があった為にその景色の捉え方も変わったのだろうか。
何と私はそれを自然なものと考えていたのだろう?
あるがままが自然なら、その景色は私が物心付いたときから既にあった“自然”なものだ。
何らかの形で人の手が触れていないものを見付けることがまず出来ない今では、それが自然となったのだろうか。