1996年7月8日月曜日

忘却する生活


 季節の移り変わりは年を追う毎に気づかなくなってはいないだろうか。
季節が感じられるものがいつの間にか少なくなって行く。
昔から食べ物や風景の変化は四季の移り変わりを知る術だった。
物事が変化するのは当然のことだが、それを寂しくも思う。
それらの中に混じって何か大切と思うものも変わってしまう様な気がするからだ。
祭を見る度に、我ながら感傷的に思ってしまう。
祭は昔から一つの区切りとして非日常的空間としての役割があった。
しかし今、祭の前と後では何が違っているのだろうか。