宇宙と海、それぞれを目指す父と子の似て非なる感覚には目眩を感じる
打ち合わせの時間が遅れたので、暇つぶしに本屋で「宇宙船とカヌー」を買った。
前々から気になっていた本で、フリーマンとジョージのダイソン親子を扱った本だ。
父のフリーマン・ダイソンはSF好きには「ダイソン球」で、そうでない人でも宇宙船「オリオン計画」やスペース・コロニー計画で知っている人もいるだろう。
片やジョージ・ダイソンはカヌーを愛するエコロジスト。
2人の正反対とも言える生き様を交互に記したこの本は、宇宙船をその技術を含めて開発して宇宙へ行こうとする父と、海へ昔の技術を元に自分の作ったカヌーで漕ぎ出す息子のその正に似て非なる感覚は読んでいて目眩を感じるほどだ。
まだ読み終えていないのだが、お薦めの本である。